HinesmPaintをダウンロードしていただき、ありがとうございます。
HinesmPaintはGPLライセンスで提供されるオープンソースのペイントソフトです。数値を直接指定しやすいようにいろいろなパラメータを左下のパネルから入力できるようにしてあったりします。
ソースコードはHinesmPaint/Source/source.zip内に入っていますので、プログラムソースを見たい方はそちらを参照してください。
source.zip内のhinesm下のソースはこのソフトの作者が作成したもので、libsrc下のソースは外部より使用させていただいてるライブラリのソースです。ライブラリを使用させて頂いた方には、この場をお借りして感謝の意を表明させていただきます。
まず、oracle公式からjava(8.91以降)の最新版をダウンロード、インストールして下さい。(https://www.java.com/ja/download/help/download_options.xmlにインストール方法が載ってます。) 自分の使っているパソコンのOS(大抵の場合はWindowsです。)に応じた起動方法の通りに起動して下さい。
HinesmPaintWindows.batをダブルクリックして起動してください。
このテキストが置いてあるディレクトリまで移動し、以下のコマンドを実行してください。
$chmod 700 HinesmPaintLinux.sh;./HinesmPaintLinux.sh
bashを起動し、Linuxの場合と同様の手順で起動してください。
左上のパネルでどんな操作をしたいかを選び、左下のパネルで詳細に設定し、右側のパネルでマウスを所定の場所で押して、そのまま押しながらマウスを動かし、離すと操作が実際に適用される、というのが基本的な操作方法です。
上半分の領域は、状況に応じて変化するパネル、下半分の領域は常時使用可能な操作パネルです。
レイヤの追加とレイヤの削除は、レイヤを削除したり指定したサイズのレイヤを追加できます。上、下ボタンを押す、もしくはショートカットキー(Ctrl+[で上、またはCtrl+]で下)で操作するレイヤを変えることと、ドラッグアンドドロップで操作するレイヤの配置を変えることも可能です。
補助画像は、別の画像を使う機能を使うときに使用する機能で、補助画像描画方式は使用する際にどのような描画方法で使用するか選びます。「画面に合わせて拡大」は現在操作するレイヤに拡大した補助画像を用いて使用します。
パネルの一番下には、それぞれの操作の説明があります。
線を引く機能は自由に線を引ける機能です。マウスを押してる間押してる場所に指定された色の線が引かれます。線の太さは固定、可変、筆圧検知の3種類です。
固定は線の太さを変えずに線を引くことが可能です。可変は、線を引くスピードを時間をかけて上げるほど線が太くなり、時間をかけてスピードを下げるほど線が細くなります。筆圧検知は、ペンタブを使っている場合のみ、その筆圧によって引かれる線の太さが変わります(ペンタブがない場合固定と同じ挙動をします)。
レイヤ関係の機能は、複数のレイヤを扱うための機能です。
レイヤ情報を保存する機能は全てのレイヤを一括で保存する機能です。全てのレイヤを入れたフォルダと、その中の情報を読み込むためのテキストファイルを保存します。左上のボタンで読み込むときにはテキストファイルを読み込みます。
現在のレイヤを保存する機能は現在操作しているレイヤを保存する機能です。
また、画像を重ねあわせる際にどのような処理を施すかの指定もできます。
乗算は重ねる画像の透明度に関係なく暗めの重ね合わせができる重ね合わせ方です。全てのピクセルのARGB値を、それぞれ乗算する処理を行います。
スクリーンは、乗算とは逆に透明度に関係なく明るめの重ね合わせができる重ね合わせ方です。透明度に関係なく全てのピクセルのARGBの255の補数を乗算し、それを255から引く処理で行います。
上下の色入力欄にARGB値を入力し、エンターキーを押すと、現在操作しているレイヤの上の欄の色と同じ色のピクセルが、下の色に置換されます。
円、同心円、同心楕円を引けます。左下のパネルで数値を指定し、右のパネルをドラッグアンドドロップすると引けます。引いた場所の色は置換されるので、今後改良する予定です。
塗りつぶし機能は、クリックした場所を指定した色で塗りつぶします。(塗りつぶしとは同じ色の部分がつながっている限り、指定した色に変化させる処理です。)塗り境界の曖昧さを指定することで同じ色だけでなく近い色も塗ってくれるようになります。ただし、大きければ大きいほど範囲が小さくなるので注意して下さい。
塗りつぶしの種類のテクスチャは、指定した色の代わりに塗りつぶす範囲を補助画像に置換してくれます。貼り付けは、補助画像を貼り付けるのと同じ効果があります。
右側のパネルの←ボタンを押すと一度行った操作を取り消すことができます。(これをundo操作といいます。) 右側のパネルの→ボタンを押すとundo操作を取り消すことができます。(これをredi操作といいます。)
※ショートカットキーを使用する場合,OSでキーリピートを無効にするか、Delayを長めに設定していない場合、うまくいかない事があります。